2005/03/18 光触媒について 光触媒とは?

光触媒は光のエネルギー(紫外線)を使って働く触媒です。光エネルギーを化学エネルギーに変換したり、環境を汚染する物質や悪臭の除去、汚れの防止、などに使われています。
最近は空気清浄機などにも使用されています。ただし注意しなければならないのは、光がない場所では全く効果を発揮しない点です。

光触媒の効果は、光触媒の表面にやってくる汚染物質の量と光の強度のバランスによって決まります。光が弱ければ処理できる汚染物質量は少なくなりますし、逆に汚染物質量が少なければ弱い光でも間に合います。一般に、室内では紫外線の量が少ないので汚れのひどい場所には不向きです。

もうひとつ問題があります・・それから接着剤である有機物バインダーを必要とする事・・・光触媒は目的物の表面に塗りつける事によってその表面に接触した、有機物である汚れや・臭気・菌などを分解するのです。せっかく光触媒を塗付しても光触媒自身が有機物であるバインダーを分解してしまいます。