2006/03/30 セラグランの抗菌作用は細菌の出す毒素も分解 防汚・消臭・抗菌

抗菌するだけなら、すでに有機系抗菌剤や銀系抗菌剤が活躍しています。これらの抗菌剤とセラグランCR-KZとの大きな違いは細菌を死滅させるだけではなく、その死骸や、細菌が出す毒素も分解してしまうことにあります。たとえば大腸菌は菌が死滅した後にエンドトキシンという毒素を出します。病原性大腸菌O157が死滅するときに出すベロ毒素も有名になりました。雪印乳業の加工乳による集団食中毒事件も記憶に新しいと思いますが、このときは黄色ブドウ球菌を死滅させることで安全と判断された原料をもとに製造された脱脂粉乳が原因でした。ここから黄色ブドウ球菌の毒素であるエンテロトキシンが検出されました。食中毒を引き起こす毒素のエンテロトキシンは熱に強く、高温殺菌で黄色ブドウ球菌を死滅させてもこの毒素は分解できず、衛生管理の盲点となっています。

実は、細菌を死滅させるだけではなく、その死骸や、細菌が出す毒素も分解してしまう効果は酸化チタン光触媒にもあります。しかしながら光触媒はその性質上紫外線がなければ効果を発揮できません。実際のところ細菌が繁殖する場所は、太陽光がサンサンと照り注ぐ所ではなく光の当らないじめじめした場所ですよね。そのため光触媒の場合は人工的に紫外線照射をしたり、いろいろ工夫が必要です。病院の待合室やトイレなどに「紫外線注意 のぞきこまないで」の注意書きのあるファンのような機器を見たことはありませんか。あれが光触媒を利用して院内感染を防止するための機器なのです。無光型酸素触媒セラグランは空気中の水蒸気と酸素に反応して活性化するため、光は全く不要です。室内の抗菌、抗ウィルス、食品衛生対策に、紫外線照射機をどうしても使いたい方以外はセラグランCR-KZをお勧めします。