2006/04/ 2 光触媒と無光酸素触媒の原理 空気(酸素)触媒

酸化チタン光触媒の原理
酸化チタンは紫外線を受けて電子(-)と正孔(+)に別れます。電子の持つ還元力と、正孔の持つ非常に強い酸化力により空気中の酸素や水から、活性酸素を生成します。
この活性酸素は、その強い酸化力によって、表面に付着した種々の有機物を分解し、細菌を殺し、臭いを分解します。

無光型酸素触媒 チタニア化合物の分解原理
チタニア化合物溶剤を塗布または、噴霧し、乾燥した対象物に空気中の酸素と水が接触することで、表面反応が起こり三価オゾンと二価の酸素を生成します。
この酸素は不安定で、三価と二価の間を酸化還元反応します。酸素の還元により生成したO2は、酸化反応中間体に付加して過酸化物を形成したり、過酸化水素を経てより強力な酸化力を有する水酸化ラジカル(・OH)になることで表面に付着した有機物を分解し、抗菌、防カビ、消臭効果を現出します。
基本的に酸化チタン光触媒と原理はよく似かよっていますが、最大の特徴は光が全く必要ないと言う事です。これによって光触媒が苦手としていた室内での応用が急速に進んで行くことと思われます。